察してもらうための唯一の方法

カウンセリング知識

こんばんは。

のべ20年 30000件を超える経験

生きづらさ解放カウンセラーの

本郷彰一(ほんごうしょういち)です。

とあるお客様がいました。

こういうお悩みです。

夫が全然察してくれないんです

さて、あなただったら

どういうことを

このお客様にお伝えしますか?

「夫への怒りを出しましょう」

でしょうか。

「インナーチャイルドを癒しましょう」

でしょうか。

「今すぐ離婚したほうが良いですよ」

でしょうか・・・?

もちろん

ひととおりのお話を

お客様からうかがい、

必要に応じた心理療法を

行いますが

それ以前の問題として

多くの人が見落としがちな

重要な前提があるのです。

それは・・・

「コミュニケーションの問題」

だということです。

つまりですね、

ざっくりと私なりの表現で言うと

こういうことです。

「言っても伝わらない時がある」

のだから、

言わない限り絶対に伝わらない

要は、「察してください」という

気持ちが1ミリでもあれば

誤解を生み、人間関係の

トラブルを引き起こすのは当たり前。

因果関係がとてもハッキリしています。

もちろん、お客様ご自身の

過去の傷つき体験を癒したり

誤解で信じ込んでいる

価値観(ビリーフ)を緩めたり

そういったことも必要ですが、

まずは大前提。

コミュニケーションは

言っても伝わらないことがある。

ましてや、言わなければ

100%絶対に伝わるわけがない。

ちゃんと言葉にして

(具体的に、丁寧に)伝えなければ

「察してくれない」のは当たり前。

察することが出来ない

相手の立場にしてみれば

「さーて、今私があなたに望んでいることは何でしょー?」

(当てなかったらひどい目にあわせちゃうゾー)

っていうクイズを

永遠にさせられているだけです。

(1回2回は当たっても、いつか必ず外します)

・・・というわけで

コミュニケーションの問題であるという

大原則を

お客様に

ちゃーんと理解していただく

必要があります。

そうでないと、

インナーチャイルドなどの

自分を癒す心理療法をやったのに

「あれ・・・ちっとも癒されていない」

「やっぱりあの人、察してくれないままだ!」

ってなっちゃって

カウンセラーであるあなたへの

評価がダダ下がりしちゃいます。

(しかも、お客様の誤解によって)

こうなっちゃうと、

あなたもお客様も

どちらも不幸になっちゃいます。

だ・か・ら・こ・そ

コミュニケーションは

丁寧に、誤解なきように

具体的な言葉で伝え合い、

お互いが納得いくまで対話を

行いましょうね。