次で、最後なんですよね?

事例

いつものように

カウンセリングをやっていると

あるお客様から

こんな事を尋ねられました。

「あの・・・。先生のカウンセリングは、次で最後なんですよね?」

さて、あなたは

このお客様のことばから

一体何を感じましたか?

こんばんは。

のべ20年 30000件を超える経験

生きづらさ解放カウンセラーの

本郷彰一(ほんごうしょういち)です。

さて、さきほどの

お客様に尋ねられたことの

続きですが・・・

はい、そうなんです。

そのお客様がおっしゃるとおり

継続カウンセリングのコースは

次が最後の回なんです。

しかし・・・。

ただ単にその事実だけを

伝えて終わり、では

まだまだ、お客様の

気持ちに寄り添えているとは

言えません。

「そうですね、次が最後です」

っていうような言い方じゃ

社会人(ビジネス)としてはOKですが

心理カウンセラーとしては

半人前なのです。

さきほどの

「そうですね、次が最後です」

っていう返事だと

一体、何が足りないというのか!?

それは・・・

お客様のことばの裏にある

「ほんとうの気持ち」に対する

返事ができていない

これに尽きます。

つまり、お客様の

「次が最後なんですよね?」

っていうことばの裏には

お客さまの気持ちが

隠されているのです。

今回の場合ですと

それはずばり

「焦り」と「不安」です。

カウンセリングは次が最後

→それじゃ、その後はどうなるの?

→どうなるかわからない、先が不安

っていうふうに

お客様は未来に対して

「不安」を感じて「焦っている」

だからこそ、今回のような

「次で最後なんですよね?」

っていうことばになるのです。

では、目の前のお客様が、今まさに

「不安」と「焦り」を感じているんです

とお話されているのだとしたら

つまり、もし仮にお客様が

「あなたとのカウンセリングが終わっちゃったら一体私はどうなるかって感じてすごく不安になって焦っているんです」

と言っていたとしたら

あなたは、どうお返事しますか?

心理カウンセラーは

お客様がおっしゃった

言葉をそのまま受け取るのではなくて

あくまで「感情」を聴き、

それに対してお返事をかえすのです。

これって別に

カウンセリングの

現場だけじゃなくて

普段の会話でも

(時には絶大な)

効果がありますよ♪