「聞く力」は身につけないでください

カウンセリング知識

こんにちは。  

本郷です。

カウンセリングを学ぼうとする時、

ほぼ例外なく「傾聴」について学びます。

わかりやすく言うと

聴く力です。

え、「聞く力」じゃないの?

漢字が違うんじゃないですか・・・?

こういうツッコミが

あるかもしれませんが、

大丈夫、問題ないです。

「聴く」であってます。

(聞く、では間違いです)

「聴く」と「聞く」。

それぞれの漢字が持つ意味が

全然違うからです。

ということで、さっそく

漢字のなりたちを見てみましょう。

「聞く」

自然に音が耳に入ってくる

「聴く」

音が持つ意味を認識しようと注意して耳を傾ける

※weblio辞書のサイトより一部引用

つまり、

「聞く」は、あなたがその音を聞きたいかどうかに関係なく

勝手に音が耳に入ってくる状態のことを指しています。

いわゆる

「聴力検査的な意味合い」

ですね。

聞こえたか、

聞こえなかかったか。

0か1かの違いしか

そこにはありません。

そして一方

「聴く」のほうは・・・

自分の意志で、

音が持つ意味を理解しようとして

きくということです。

つまり、音を出している相手の意図を

汲み取ろうとしている態度のあらわれです。

つまり、この態度こそが

心理カウンセラーに絶対必要な

「態度」です。

だからこそ、心理カウンセラーとして

何年、何十年キャリアを積んだとしても

私や小林は、今日も明日も

これからもずっと

「聴く力」を大切にします。

基本をおろそかにすれば

カウンセリングは

絶対できないということを

本郷や小林は

痛いぐらい(失敗も含めて)

理解しているからです。

聴く力(=傾聴)。

これが身につくだけで

あなたはすでに

一人前のおうちカウンセラーに

なれているのです。