こんにちは。
本郷です。
カウンセリングって聞くと
どういうものを連想しますか?
・人を助ける
・なんだか難しそう
・話を聞くだけでしょ?
いろいろな方にこの質問をすると
さまざまな答えが
返ってきます。
私の場合、
かけだしカウンセラーだった頃
恩師の一人(某大学の先生)に
いきなり質問されたことがあります。
「ねえ本郷くん。カウンセリングって、君にとってどんなもの?」
と。
私はこう答えました。
「クライアントに寄り添って、傾聴して、共感することです」
すると、先生からは
「うーん、まだまだだねえ」
この一言だけでした。
おかげ様で
カウンセラー歴20年になった今
改めてこのやりとりを振り返ると
私がいかにケツの青い若造だったかと
思い知らされる感じがします・・・。
今の私だったら、さきほどの恩師の質問に対しては
たぶん、次のように答えるでしょう。
「カウンセリングとは、生きることそのものです」
また20年ほど後になったら
答えは、全然違ったものに
なっているかもしれません。
同じ言葉なのに
人から質問されて
回答が変わっていくのって
なんだか不思議ですよね。
しかし、この変化こそが
あなた自身がさまざまな経験を経て
知識が知恵に、
そして
知恵が智慧へと
熟成されていった結果なのです。
あなたも、そういった
人生の歩みを確認してみませんか?
ことばの定義。
この一つを切り取っただけでも
その人の「人生」が見えてくるものです。