たとえばですが、
こんなお悩みのお客様が
おられたとします。
「結婚したいけどできないんです」
さて、あなたがカウンセラーだとしたら
どうしますか?
こんにちは。
本郷です。
実際、こういったお悩みで
カウンセリングを受ける方も
おられます。
こういった時に
カウンセラーは何を見て、
どうやって癒しを提供するのか。
ほんもののカウンセラーと
うわべだけのカウンセラーでは
対応のレベルが全然違うのです。
まず最初に
一番やってはいけない対応を
ご紹介します。
それがこちら。
「それじゃあ、私と結婚しましょう」
一見すると、
「結婚できない」というお悩みはなくなるので、
カンペキな答えな気がしますよね。
でも、カウンセラーという視点で考えると、
この「私が結婚相手になるよ」は
一番やってはいけないことです。
だって、これでは
お客様が抱えている問題のほんとうの原因には
何一つアプローチできていないから。
次に、かけだしのカウンセラーに
ありがちな対応です。
「結婚したいのにできない、困りましたねえー」
これだけです。
※便宜上、対話の流れは端折ってます
一緒に困る(共感している)、という点では
カウンセラーの対応としては◎ですが
これでは、解決は一体いつになることやら。
また、こういった対応の場合も
結構あります。
「相手が悪かっただけ。妥協しないで次を探そう!」
いわゆる「気にするな!」っていう
対応です。
この対応で、運が良ければ
最高のパートナーが見つかりますが
はっきりいって、完全に運任せです。
プロのカウンセラーの対応とは言えません。
(素人でもできる対応・回答ですね)
じゃあ、本郷や小林は
どうするのか。
こういうふうにアプローチします。
結婚できない→幸せになっていない
→幸せになってはいけない(と心が思っている)
→じゃあ、なぜそういう価値観になっている?
まずは、こういう考え方をして、
実際にお客様と一緒にその理由を探ります。
要は、お客様がこれまで歩んできた
人生まるごとを一緒に振り返ります。
まずはこれをやって
一体どういう出来事がお客様の人生に起こり、
どんな価値観や思い込みが形成されているのか?
ここを明らかにするのです。
つまり、問題そのものを扱うのではなくて
問題の根本にあるものを見つけるところを
まず行います。
そうでないと、結婚できないという
「うわべ」の話に惑わされていると
いつになっても問題の本質が
見えてこないからです。
問題は、本質から変えないと
また、同じ問題を繰り返します。
だからこそ、カウンセリングでは
可能な限り「本質」を変えるべく
アプローチをする必要があるのです。
たとえばですが、
「大学受験に自信がない・・・」と
子どもが言っていたとして
赤本を全部丸暗記すればいいよ!!
っていうのは、うわべだけの対応。
(特に数学などは)つまづいている学年まで
さかのぼって、基本となる考え方から
学びなおしをする対応こそが、本質。
こういった違いがあります。
赤本の丸暗記だけで
本当に、入試本番は大丈夫なのでしょうか。
いや・・・たぶん
ヤバいでしょう。
だって、赤本の問題とまるごと同じ問題なんて
ふつう、入試では出題されないですからね。
だからこそ、本質の学び直しをやっておかないと
入試の本番に太刀打ちできない。
こころの問題も
全く同じです。
カウンセラーがお客様に
提供すべきサービスは
「人生マニュアルの丸暗記」ではなくて
「人生パターンの学び直し」なのですね~。