「悩みが何かわからない」というお客様

カウンセリングスキル

悩みがあるのかないのか

よくわからないんです・・・。

もし、カウンセラーであるあなたの前に

こんなお客様がこられたら

どうしますか?

こんにちは。  

本郷です。

かけだしカウンセラーさんだったら

ほぼ100%、「困った・・・」と

思わず言っちゃうかもしれない案件です。

だって、悩みがあって

あなたの元にカウンセリングを

受けにきたハズ・・・なのに

あなたが「どうされました?」と聞けば

「悩みがあるのかないのか、わからない」

と言われたのですから。

しかし、私や相方の小林は

お客様にこんなことを言われても

全く困りません。

それどころか、

内心喜んでいます。

それはなぜ?

理由は単純。

お客様は

「悩みはよくわかなない」と

おっしゃっているイコール

「よくわからない」ことが悩みだと

ご自信の悩みを

明確におっしゃっているから。

お客様は、自分の考えや気持ち、

自分自身がわからないと

おっしゃっているからです。

このように、お客様が

一体何に悩んでいるのか?

これをカウンセリングの時に

お客様とカウンセラーの間で

明確に共通認識にすることが大切です。

ちょっと難しいことばで

主訴の確認といいます。

ここがちょっとでもズレると

カウンセリングはうまくいきません。

だって、お客様の現在地の設定を

間違えることになるので

スマホの現在位置情報や

カーナビのGPS設定を

間違えることと同じことになります。

現在位置を間違って設定していたら

いくら目的地を「〇〇に行きたい」と

設定しても

絶対、行きたい場所には

いけませんよね。

それは、ほんとうの現在地は東京駅なのに

京都駅だと設定してしまって、その状態で

「北に100km進みたい」と

目標設定をしたようなもの。

そうなると地図上では・・・

ほんとうの現在位置(東京駅)を

もとにすると

栃木県鹿沼市あたりに。

誤って設定した現在位置(京都駅)を

もとにすると

若狭湾(海の上)に。

・・・うん。

全然結果が違ってきますね!

(京都駅起点だったら溺れます)

ということで、

「自分の悩みがわからない」

というお客様の場合、

地図の現在位置の例えに

置き換えると

現在位置=わからない

となります。

いうなれば、お客様の現在位置は

濃い霧がたちこめているので

「現在位置がわからない」

という状況なのです。

このお客様の場合、

カウンセリングにおける

最初の目標は

「現在位置を知る」

ということになりますね。

そして・・・・

あなたの現在位置はどこなのでしょう。

(精確に答えられますか?)