こんにちは。
本郷です。
知識が人を癒すわけじゃない。
これ、私が講座やセミナーの時含め
しょっちゅう口癖のように
言っている言葉の一つです。
どうしてそう言い切れるのか?
それは、人間は
知識を得てもそのとおりに行動できないから。
つまり、感情がそこにあるので
知識で感情をコントロールは
できないから、です。
分かりやすい例をあげると
子育て相談。
いわゆる虐待とかですね。
世の中、山のように
育児書とか子育て本とか
ありますよね。
ウソだ!と思ったならば
今すぐ本屋さんに行ってください。
育児書が「コーナー」になっています。
その、山のような本があるということは
育児に関する知識、子どもの発達に関する知識は
湯水のごとく溢れているということです。
・・・それでも。
子育てをされた経験がある方は
みなさんそれぞれ、苦労をするのです。
その証拠に
児童虐待の統計データをご覧ください。
※厚労省のHP(児童虐待相談対応件数と対前年度比の推移)へのリンクです。
図表1-2-4-6 児童虐待相談対応件数と対前年度比の推移
令和3年版厚生労働白書-新型コロナウイルス感染症と社会保障-図表1-2-4-6 児童虐待相談対応件数と対前年度比の推移を掲載しています。
こちらのデータを見ても
どれだけ多くの人が子育てに悩み、困り
その結果として虐待に及んでいるか?が分かります。
(本屋さんを見れば分かるとおり)
山のように育児書や育児の知識があるのに
ちっとも世界は癒されていない。
つまり、知識の詰め込みで
行動や感情をコントロールしようとしても
すぐに綻びます。
だって、
にんげんは感情の生き物だから。
だからこそ、
一人一人が自分のこころを癒すことで
感情をつかいこなせるようにならないと
子育ての悩み(ひいては虐待)が
ほんとうの意味で解決することは
ないと思われます。
あなた自身のこころのためにも、
そして、あなたの家族や友人、
その他多くの、世界中の人のためにも。
こころのことを知るだけではなくて
「体験」を通じて癒しの「実践」を
していきましょう。