「癒しが進むとクライアントに怒られる!?」

カウンセリング知識

こんばんは。

のべ15年 30000件を超える経験

生きづらさ解放カウンセラーの

本郷彰一(ほんごうしょういち)です。

今日も(?)投影

についてです。

カウンセリングをやっていると

お客さまから

怒られることがあります。

ちゃーんと、癒しが

問題なくすすんでいるのに、です。

それは、投影という

心理学の考え方で

説明することができる現象です。

投影のことがわかっていないと

怒りだしたお客様に対して

「怖い」とか「八つ当たり?」とか思って

カウンセラーである

あなたのほうから

次のカウンセリングを

断ったりしちゃいます。

「私はそんなこと絶対ありません!」

今はまだ、そう思っていたとしても

実際に、ほんもののお客様を

目の前にして怒られたら

たいていの人はびびっちゃいます。

でもね。

投影という見方があれば

お客さまにビビらずに済みます。

つまり、癒しが進んだ時に

お客さまが怒り出すのは

いままで、ずーっと我慢して

ため込み続けてきた怒りを

ようやく解放し始めたということ。

そして、怒りの矛先は

ほとんどの場合、あなたではなくて

「親」とか「パートナー」「きょうだい」など

お客さまにとって

とても身近な人に対して、です。

ただ、投影という現象が起こって

あたかも、お客様にとって

カウンセラーであるあなたを見て

「親」とか「パートナー」「きょうだい」などと

無意識的に感じてしまうので

目の前にいるあなたに向かって

怒り出すのです。

だから、あなたの目の前で

怒っていますが

ほんとうに怒っている相手は

「親」とか「パートナー」「きょうだい」などです。

だから、あなたがびびることは

一切ありません。

むしろ、癒しがちゃんと

進んでいる証拠なので

カウンセラーとしてのあなたは

「ちゃんと癒しがうまくいっている!」と

内心、喜ぶべきところなのです。

こういうふうに内心喜べるところまでいくと

お客さまも安心して、怒りを出せるし

そして、ほんとうに怒りを向けるべき

相手に対しても

適切な形で

我慢していた気持ちや本音を

言えるようになっていきます。

カウンセラー冥利に尽きます。